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2018年12月11日火曜日

【AmazonAlexaスキル開発】はじめてのストア審査申請対策講座

こういう人向け

  • せっかくスキル開発しているのに、一度も審査申請を出した事が無い
  • スキル審査申請の1歩が踏み出せない方
  • チャレンジしてみたい方
  • 現状でスキル開発に着手していない可能性に満ち溢れたあなた

スキル審査申請とは?

AmazonAlexaでは、Alexaスキルストアといわれるものがあります。


無料でこういったストアに、ストアを公開する事が可能です。
世の中を豊かにするスキルなど開発して、みなさまにご公開いただきたいです。

スキルされる項目について

  • アプリ内での処理(音声認識によるテストをAmazonがデバック)
  • 公開名(スキル名)
  • 説明(最大160文字)
  • 詳細な説明(最大4,000文字)
  • サンプルフレーズ(最小3件)
  • 小さなスキルアイコン
  • 大きなスキルアイコン
  • カテゴリー
  • キーワード
  • プライバシーポリシーのURL(必須ではない)
  • 利用規約のURL(必須ではない)
  • プライバシーとコンプライアンス のチェック
  • テストの手順 (明記する必要がある)
  • 公開範囲

上記項目について

基本的には上記は埋めるだけになっています。
たとえば、説明文や詳細な説明も特に厳しいルールなどはありません。

この中でも特に気をつけて記述したほうがいい、
取り組んだほうが良い内容を記載しておきます。

説明、詳細な説明、サンプルフレーズについて


本文の日本語がおかしかったりするのはOKな範囲ですが、
誤字が無いか一度Googleドキュメントや誤字チェックサイトで確認しましょう。

そして、文章内で使用した発話例、
たとえば「アレクサ、キドニークックでにんにく50gを教えて」などのフレーズは、
全部的確にスキル上で動作するかチェックされると思って下さい。

ですので、審査を上げる前に必ず実機テストで、
説明&詳細な説明&サンプルフレーズにかかれている発話例を全てチェックしましょう。

Amazon Lambda関数内の記述について


こちらも同様にソースコード内で使用している発話例が
問題なく動作しているか、今一度チェックしてみてください。

こちらの内容も見られていた事がありました。
ヘルプで案内される内容がスキル応答しないというご指摘をいただきました。

小さなスキルアイコン、大きなスキルアイコンについて


はじめて審査申請した時は、
利用規約ガチガチに読んで申請しましたが意外と適当です。

しかし、円形アイコンが作りづらい方もいらっしゃると思います。
私もそうです。

公式ツール「Alexa Icon Builder」を使用しましょう。
英語ですが、かなり直感的に使用できますよ。

もちろん、こちらの画像をダウンロードすると最適な画像サイズが2件ダウンロードされます。


そもそものスキル内容自体で、何を吹き込んでもおかしい挙動が起きないように。


簡単に言いますけど、一番むずかしいですよね。わかりますよ。
ただ、どんな発話パターンや悪意を持って壊しに来る発話例でも、
しっかり捌いたスキルでないと審査が通りません。

たとえば、想定外の処理になりそうな時は
let message = '';
やばい時:message = 'すみません、正しく認識できませんでした。もう一度おっしゃっていただけますか'

こういう風にして、messageを喋らせてあげて下さい。

プロンプト(動作をするよう促すもの。)について


  • スキルがタスクを完了した後、ユーザーへのプロンプトが提示されていないにもかかわらずセッションが開いたままになっています。スキルは、リクエストを完了した後、ユーザーの入力を求めるプロンプトを提示していない場合はセッションをクローズする必要があります。セッションをオープンしたままにする場合は、明確な発話を促すように修正をお願い致します。
絶対このままだと意味分からないので、噛み砕きます。
  • <いわゆるtell>で終わる場合は「続けて何かお調べしますか?」は使わない。
  • <いわゆるask>で終わる場合は「続けて何かお調べしますか?」を使用する。

ここでいう「続けて何かお調べしますか?」は、
セッションを継続する明確な発話になります。

雑な言い方をするのであれば、
  • tellは言いっぱなし(返答を聞かない)
  • askは質問を待つ(返答を聞く)
というAlexaの状態になります。(難しい話は今はしません)

ヘルププロンプトについて


  • ヘルププロンプトはユーザーへの質問で終わり、もしくは発話を促して終わり、応答を受信するまでセッションが開いたままになるよう確認ください。
こちらは、用意されているビルトインインサイトの中の
AMAZON.HelpIntent」を読んだ際に読み上げられる内容に関するものです。

試しに皆さんのスキルをAlexaシミュレーター上で「ヘルプ」といった場合の、
挙動についてのルールです。実際にみなさんのヘルプはどうなりますか。

セッションが開いたままになるように、というのはaskという意味です。

ヘルプで「スキルの機能を説明した上で使用しますか?」とaskするのが、
ベストプラクティスな気がします。


スキルの説明としてのヘルププロンプトについて


  • ヘルププロンプトは、
    スキルを初回起動した説明よりも少しでも詳細である必要があります。
一度同一の内容を読み上げて、審査落ちしたことがありました

ただ、文量的に2倍にしろっていうわけではなく、
大体1.2倍とか少しボリューミーにした感じでOKです。

補足説明をして分かりやすく説明してあげましょう。

ここまで徹底しても審査落ちは存在する。


審査落ちに対しては、「便利なもの」と受け取ってもいいと思います。
とても親切に何が悪いのか、改善策まで提示してくれるので、
とりあえず審査を投げて、悪いところ全部指摘してもらうという使い方も有りです。

審査はどれぐらいかかる?


大体1営業日(平日のみ)で返ってきます。
前日の分は内容次第(デバックの重さ、著作権審査が厳しいスキル)にもよりますが、
大体昼頃〜15時。

当日に12時頃に反映すれば19時ぐらいに返ってくる可能性がある、といった感じです。

基本的な心構えは翌営業日(翌日の平日)って感じです。


何事も恐れずやってみましょう。


それが成功へのチャンスです。


tell、ask関連の補足の記事


tell、ask関連で分からない場合はこちらの記事を読んでくださいね。
僕はresponseで書くのを強く推奨します。

【AmazonAlexaスキル開発】Responseオブジェクトについて考えてみる(ask,tellなど) http://iga34engineer.blogspot.com/2018/12/amazonalexaresponseasktell_10.html

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